http://doujibar.ganriki.net/911news/Lynn_Margulis_speaks_out.html
『現代世界最高の知性の一人 リン・マーギュリス博士、科学と911事件を語る』
ここには、「911の真実を求める建築家とエンジニアたち(AE911Truth)」による日本語字幕付きのYouTubeビデオが集められていますが、その中で最新のものに、生物学者で現代世界最高峰の科学者の一人として広く認知されるリン・マーギュリス博士へのインタビュー記事があります。拙稿は、このマーギュリス博士が語る科学に対する正しい認識と、科学が全く無視され破壊されてきた911事件の公的な調査・研究について書かれたものです。
拙稿の中ではフクシマ核事故についても少し触れていますが、そこで明らかにされつつある、科学のふりをしたプロパガンダ、科学者の仮面をつけた虚構の押し売りたちの姿は、10年前の忌まわしい事件にも共通して登場するものです。現代世界の恐ろしさは、虚構が真実のふりをして人々を魂のうちから支配し搾り取った挙句に殺すことに現れているのでしょう。フクシマも911も、その現代世界の実に痛々しい断面なのです。
かなりの長文ですが、もしご覧になって値打ちがあるとご判断なら、どうかご拡散ください。
なお、以下に貼り付けます文章からは、写真・画像を全て省略していますのでご了承ください。
2011年10月14日 童子丸開 拝
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現代世界最高の知性の一人
リン・マーギュリス博士、科学と911事件を語る
『これは非科学的なだけではなく、不法なことです。』
『もし嘘をつき証拠を否定し無視したいのなら、それは科学でも何でもありません。』
これは、日本で福島原発事故の矮小化を図り原発維持・推進に走る学者たちに対する言葉ではありません。もちろん原子力(核力)を推し進めてきた世界中の学者どもにはこんな言葉でも投げつけてやりたいわけですが、これは、現代世界最高の科学者の一人であるリン・マーギュリス(Lynn
Margulis)博士が、2001年の911事件で崩壊した世界貿易センター(WTC)の3つのビルについての報告書を著したNIST(米国国立標準技術院)の学者たちに対して語ったものです。
次のAE911Truth.org(911の真実を求める建築家とエンジニアたち)によるインタビュー・ビデオをご覧いただきたいのですが、ただマーギュリス博士は、観る人がWTCビルの崩壊に関する記録やNISTの報告書などについてすでに知っていることを前提として話をしています。したがって、そのようなことについて予備知識が少なく、またこのリン・マーギュリスという学者についてよく知らないままでは、博士がなぜ、何について、どう語っているのか分かりづらいと思います。
Lynn Margulis - Japanese
(リン・マーギュリス: AE911Truth.org によるインタビュー 日本語字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=I6jeg1i0WtE
ですからご覧になる前に、マーギュリス博士について、彼女の態度のベースにある科学に対する姿勢と考えについて、そして911事件で起こった最も大切な事実について、ぜひ確認しておいてもらいたいと思います。
リン・マーギュリス博士といえば、生物の概念に革命的な衝撃をもたらした細胞内共生説を提唱した学者として有名な人ですが、小難しい話はやめておいて、この細胞内共生説についてちょっとだけ文学的に説明してみましょう。(「原核生物」はバクテリアのように核を持たず細胞質の中にDNAを浮かべる生物、「真核生物」は動物や植物のように細胞の中にDNAを含む核とミトコンドリアや葉緑体などの細胞器官を持つ生物のことです。)
《・・・三十数億年前、ようやく太陽の光が降り注ぐようになった地球で、その光を利用して水を分解し光のエネルギーを化学的エネルギーに変えて蓄えることのできる新たな生物が出現した。しかし彼らの吐き出す酸素は地球の生物圏に住む他の原核生物たちにとっては致命的な猛毒であり、おそらく多くの種が死に絶えたと思われる。しかしその中に、猛毒の酸素を逆に有効に利用して高い能率でエネルギーを解放させる生物、また分厚く柔軟な膜構造でDNAを酸素から守り大きな体で他の生物を捕食する生物が現われた。やがてこれら3つの不倶戴天の敵同士であった生物たちは、最初のものが葉緑体、第2のものがミトコンドリアとして、第3の捕食生物の一つの体の中で力を合わせて生き始めた。これが真核生物、つまり我々の先祖の誕生である。・・・》
従来、細胞の中で作られた単なる器官と思われていたミトコンドリアや葉緑体が、もともと核とは別の生き物だったというのですから驚きですね。それらが核とは独立して分裂で増えることができることは以前から知られていたのですが、各々で独自のDNAを持ち、太古に自立して生きていたときのDNAの一部を核の方に移していった痕跡が、マーギュリス博士によって明らかにされたわけです。今までにいくつかの修正が加えられ、まだ完全に確立された理論ではないのですが、この仮説は現代の生物学の中でほぼ確実視されています。
そればかりではありません。これはダーウイン時代に作られた「弱肉強食の生存競争」という自然界の本質的な姿に関する概念を180度ひっくり返すものなのかも知れないのです。少々ロマンチックな言い方かも知れませんが、自然界の本来的なあり方は、「競争」「闘い」であると同時に「共存」「共生」であり、その二つの中で「共存」「共生」の方がより優位に立つものではないのか、「殺して食う」ことよりも「互いに頼りあい共に生きる」方が自然界にとってより本質的なことなのではないか…、そのような自然観を科学的に裏付けてくれるのかもしれない仮説といえるでしょう。
この細胞内共生説は、生物学だけではなく、大きな時間スケールで眺める人間世界についての見方をも根本的に変えていくだけのパワーを持っているように感じられます。現代の生態学と共に、単なる自然観を超えて、ダーウイン時代以来現在のネオリベラル経済に至るまで世界を根底から支配してきた「弱肉強食の生存競争」という人間観・世界観を溶解させる、新たな時代の思想につながっていく可能性もあります。
この仮説を打ち立てたマーギュリス博士は、1999年に米国の科学者にとって最高の栄誉である米国国家科学賞(the National Medal of Science)
を当時のクリントン大統領から受け取っています。また2010年にthe Leonardo da Vinci Society for the Study of
Thinkingの会員となりました。このソサエティーは日本ではほとんど知られていないのですが現代の一流の思索家によって作られており、日系科学者のミチオ・カク(Michio Kaku)
博士も会員になっています。
さて、そのマーギュリス博士が911事件で崩壊したWTCの3つの高層ビルについて「爆破解体説」を支持していることは意外に知られていないと思います。上のインタビュー・ビデオで博士は、911事件で最も重要な物的証拠であるWTCビル群の残骸の撤去を「犯罪」と、また証拠を無視したうえで証拠抜きの崩壊モデルを作って修正しようとしないNISTの学者たちの行為を「科学ではない」と、手厳しく批判しています。
ビデオで、まず博士は、「科学する」ことについて次のように語っています。
《私は過去、つまり自然界の歴史を、具象的だとされる手がかりから再現しますが、それがまさしく、我々が9・11でヒ゛ルが崩壊した原因を再現する仕方です。つまり、具象的な手がかりを取り上げることです。
・・・
科学について最も重要なことはそれが知るための方法であるという点です。そしてそれは誰にでも実行可能な認識の方法です。
・・・
そしてどんな科学的な行為でも、結局は仮説を説明する証拠を集めることだということにみんな同意するでしょう。そしてもしその証拠が仮説と矛盾するなら、それを棄てて別の仮説を探さなければなりません。そして誰でも、仮説を調べそれを確固たるものにする際には、関連ある証拠の全てを考慮しなければなりません。》
「理屈として筋が通っているから科学的である」のではありません。まして、「科学的な言葉を使っているから科学的である」とか「数式や数字をたくさん使っているから科学的である」など、もはや論外と言えるでしょう。博士によれば、科学にとって最も根本的なものは証拠、具象的な手がかりなのです。
ちょっと難しい話で実は私にもチンプンカンプンなのですが、量子力学についての有名な大論争がありました。20世紀前半に、物理学者のボーアやハイゼンベルクたちは自然法則を確率論的なものであるとする不確定性理論を掲げ、一方でアインシュタインらの学者は決定論的な自然観でこれに対抗しました。(これについての比較的分かりやすい説明はこちらの4~8ページに書かれてあります。)
その論争の中でアインシュタインが繰り返したという「神はサイコロをふりたまわず」言葉が有名になっていますが、もうここまできたら「科学」というよりは信念の問題なのでしょう。この自然観をめぐる論争にはまだ完全な形での決着が付いていないと主張する人もいるのですが、アインシュタインらが論敵にぶつけた思考実験である「EPRパラドクス」は、1982年にフランスのアスペが行った実験結果という具体的な事実によってきっぱりと否定され、決着を見ました。以後、ハイゼンベルクなどが打ち出した確率論的な自然観が定着していくことになります。
いくら面倒な数式を積み重ね論理の精緻を尽くしても、科学的な認識を最終的に決定するのはやはり事実であり、事実に基づいた証拠なのです。博士はこう続けます。
《もし、事実がそのアイテ゛アと合致しないという理由で批判がその仮説の破棄を求めているのなら、その仮説は廃棄され何かもっと適切なものと取り替えられなければなりません。》
ところが、2001年に起こった911事件では、その科学的な判断にとって最も重要な物的証拠が、ほとんど破壊され再現不可能な形で現場から取り除かれました。博士は次のように嘆きます。
《証拠が取り除かれたなら起こったことを再現できる科学者は誰もいなくなります。証拠を奪い取られるなら科学的な研究はできません。》
物的証拠ばかりではなく、物証に順ずる価値を持つ数多くの第1級の映像資料までが、この10年間、徹底的に無視され続けています。そしてNISTの「科学者」たちがWTCビル群の崩壊の調査と研究報告で行ったことは、具体的な証拠に基づかず、証拠を無視しあるいは捻じ曲げ、証拠による検証抜きの単なる推量を断定的に世界に押し付けることでした。そしてそれが、911事件についての米国政府公式見解の最も重要な柱となっているわけです。マーギュリス博士の声を聞きましょう。
《これは科学ではありません。犯罪以外の何なのでしょうか。先入観によるアイテ゛アを証明しようとするもので、モテ゛ル作りに使うことのできるテ゛ータを何も持たないのに、歴史上全く前例の無いようなヒ゛ルの崩壊のモテ゛ルを証明するというのです。そこでは科学が成り立ちません。それは悪い科学ではなく単に科学ではない。これが私の主張です。》
このビデオの途中で博士が語る「NISTが作成したコンピューター・モデル」について補足しますと、彼らはツインタワーが崩壊を開始する際のシミュレーションを作り、その結果を「ツインタワーが火災の熱によって崩壊を開始した」という結論の根拠にしたと言っているのですが、実を言えばそのコンピューター・シミュレーションは一度たりとも公開されたことが無く、彼らがその作成に用いたパラメータが明らかにされたこともありません。911事件の公式な説明を可とする人々は、そのようなことを称して「科学的」と言っているわけです。さらに言えば、そのコンピューター・モデルはあくまでも「崩壊の開始」についてだけのものであり、崩壊途中の研究はついに行われないままでした。
全く同じ態度が、いわゆる911委員会報告を始め、この事件に関わる公的な調査・報告やマスコミ報道の中で、全面的に貫かれています。それらは要するに単なる嘘に過ぎません。この虚構の集積でしかない911事件の「定説」は、すでに世界の学校の教科書にも載せられ、ただ「信じること」のみが強制されています。もはや「政治神話」としか言いようが無いでしょう。科学者たちが科学を棄てて政治的な戦術の担い手となり、それを脚色して権威付けることでポリシーの神話化に積極的に力を貸しているのです。マーギュリス博士は何と言っているのでしょうか。
《彼らは科学など行っていないと私は主張します。彼らがやっているのはフ゜ロハ゜カ゛ンタとか宣伝とかそんなことであって、科学なんかではありません。》
今までに書きました911事件の最も中心的な問題点と、それに対する学者や専門家たちの態度について、詳しくは次の拙稿をぜひご覧いただきたいと思います。
911事件「10周年」? 違う! 証拠が10年間放置され続けるのみ!
いま我々が生きている 虚構と神話の現代 http://doujibar.ganriki.net/evidences_abandoned_for_ten_years.html
現代という時代の恐ろしさは、単なる戦争や放射能や経済不況だけではありません。もっと根本的には次の点でしょう。この記事から、「(7)911は政治よりもむしろ文明の問題」の一部を再掲しておきます。
《嘘はいかなる核兵器をも超える大量破壊兵器です。巨大な嘘が、戦場となった国々の国民を大量に虐殺し、戦場にならなかった国々の国民の精神と感性を大量に破壊しました。これが今世紀に入って世界で起きたことの最大のポイントです。「悪貨が良貨を駆逐する」という言葉がありますが、現代という時代はまさに「虚構が事実を駆逐する」時代です。我々が日ごろ何も意識せずに享受している現代の文明は、地球的な規模で、嘘が事実をいとも簡単に追い払い、神話が現実をやすやすと食い潰す、人類史上最悪の文明だったことになります。そしてその中に、いま、我々が生きているのです。》
私はこの拙稿の中で「この10年間、いわゆる学者とか専門家とかいった人たちに対する幻滅ばかり感じ続けてきました」と述べました。もちろんこのようなことは911事件に限ったことではありません。いま、フクシマ核事故をきっかけに科学者に対する不信が広がっているのですが、もちろん昔からICPRやUNSCEARなどは、初めから、欧米列強の核政策を担い続けてきた科学を装うプロパガンダ機関です。その協力者たちは日本人の中にも大勢いるわけですが、そういったことがフクシマを通して日本人に徐々に意識され始めたに過ぎません。911事件に対する学者や専門家たちの態度にしても、政治が発する神話化の力への屈服が露呈した現代という時代の一つの断面なのです。問題は現代という虚構の社会、虚構の文明の総体です。
しかし同時にまた世界には、本来の信頼できる科学の基本に立ち返って虚構に挑戦する科学者と専門家たちも大勢います。核(原子力)問題についてはここでは触れませんが、911事件でも、マーギュリス博士だけではなく、様々な分野の専門家・研究者たちがすでに疑義の声を挙げています。前述の私の記事でも取り上げましたが、自由落下速度で崩れ落ちたWTC第7ビルの崩壊が最もはっきりしているでしょう。
次の15分ほどのビデオをお薦めします。これには構造力学や建築、化学工学などの専門家たちによる解説と共に、実際のWTC第7ビル崩壊のシーンやNISTの説明なども紹介されています。
建築家とエンジニアたち-WTC第7ビルの秘密を解き明かす(日本語字幕)
(Architects & Engineers - Solving the Mystery
of WTC 7 - AE911Truth.org )
http://www.youtube.com/watch?v=HGQsa_f7QPE
以下に、このビデオに登場する人物とその専門や立場、いくつかの重要場面を、字幕入り画像で紹介しておきます。下線部をクリックしてもらえれば画像を見ることができます。登場順に書きますので、これらの画像を順に見るだけでもこのビデオのおおよその内容は分かるのですが、実際にどういう事実が起こったのか、一人ひとりがどのようなことを語っているのか、ぜひともビデオでお確かめください。
《以下すべてリンク先あり(紹介者註)●エド・アスナー(俳優、元米国映画俳優組合会長)、【第7ビル崩壊の跡地】、●ダニー・ジョウエンコ(爆破解体)、【第7ビル崩壊と制御解体の比較画面】、【爆破の証言1】、【爆破の証言2】、【爆破の証言3】、【爆破の証言4】、【爆破の証言5】、【NISTの見解1】、【NISTの見解2】、●シャイアム・サンダー(博士、NIST責任者)●リチャード・ゲイジ(AE911Truth創始者、建築)、【NISTの見解3:火災の嘘】、●ステファン・ダスターウォード(構造力学)、【自由落下グラフ】、●ロナルド・ブルックマン(構造力学)、●マイケル・ドウンリィ(構造力学)、●キャシー・マックグレイド(金属工学)、●アンソニー・サンボティ(機械工学)、●スコット・グレインジャー(防火)、●ケイマル・オベイド(構造力学)、●トム・スライバン(爆破技術)、●ジェイソン・チーシャー(化学、金属工学)、【溶けた跡のある梁の鋼材】、【鉄の微小球】、●ニールス・ハリット(化学 コペンハーゲン大学助教授)、【ナノテルミット1】、【ナノテルミット2】、●アダム・パロット(化学工学)、●マーク・ベイシル(化学工学)、【溶けた跡のある梁の鋼材2】、●ケビン・ライアン(化学、元アンダーライターズ研究所主任)、●ジェリー・ロブディル(化学工学、物理学者)、【WTC第2ビルから流れ落ちる溶けた金属】、●エリック・ロウヤー(消防士)、●バート・ブーァサンガー(建築、911事件保存の主任)、【溶けた鉄とコンクリートなどが混ざり合って固まった物体】、●スティーブン・ジョーンズ(物理学者)、●リン・マーギュリス(科学者 マサチューセッツ大学教授)、【WTCビル群残骸の撤去】、【日本で行われたリチャード・ゲイジを招いての会議】、●ミチェリー・リトル(911遺族)、●ボブ・マックルベイン(911遺族)、●デイビッド・チャンドラー(数学・物理学)、●ロバート・ボウマン(博士、元米空軍少佐 元米国国防総省戦略防衛構想主任)、●マイク・グラベル(元米国上院議員 大統領候補)、●エレン・マリアニ(911遺族)、●ジェイン・ポリシノ(911遺族)、【最後の場面:リチャード・ゲイジ】》
また、WTCツインタワーの飛行機激突と火災、WTCビル群の崩壊、および米国国家機関による調査報告などについては、次の資料もご参照いただけます。
☆「飛行機激突の衝撃」について http://doujibar.ganriki.net/note-3.html
☆「ツインタワー火災の熱」について http://doujibar.ganriki.net/note-4.html
☆WTC第2ビル崩壊について http://doujibar.ganriki.net/15wtc2-conclusion.html
☆ツインタワー崩壊全般 http://doujibar.ganriki.net/21wtc-conclusion.html
☆WTC第7ビル崩壊の自由落下速度 http://doujibar.ganriki.net/25_1wtc7-freefall.html
☆WTC粉塵中に発見されたナノテルミット http://doujibar.ganriki.net/911news/explosive_to_destroy_WTCs.html
またWTC地区以外では、乗っ取られたユナイテッド航空93便が墜落したとされるペンシルバニア州シャンクスビルについての記事をご覧ください。
☆初めに事実ありき http://doujibar.ganriki.net/in_the_biginning_were_the_facts-1.html
(その他の重要参考資料)
すべて、AE911Truthによる日本語字幕付きのインタビュービデオです。
ESO Trailer - Japanese
Exparts Speak Out (専門家は語る)予告編:日本語字幕付
http://www.youtube.com/watch?v=3Cgc4wZeZN4
(※ このビデオはAE911Truth作成のDVD「9/11
Explosive Evidence : Experts Speak Out」の「予告編」ですが、
そのDVDの日本語版はまだ作られていません。)
Robert McCoy - Japanese(日本語字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=1N4S6kw5xbk
Jeff Farrer - Japanese(日本語字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=TYIm9zDwHVY
(※ 9分50秒、11分33秒付近の字幕に「サーメイト」と書かれていますが、他の箇所では「テルマット」と書かれています。これはすべて同じ「thermate」という物体で、日本語では普通「テルマット」と呼ばれるものです。不統一になっている点をお詫びします。)
マーク・ベイシル - 化学工学エンジニア - 日本語字幕
http://www.youtube.com/watch?v=Lk8FjuMmaX0
(※ 3分53秒で字幕が「そして、香Bみたいに少人数ではなく、もっと多くの人々に」となっていますが、これは「そして、今みたいに少人数ではなく、もっと多くの人々に」の誤りです。失礼しました。)
ニールス・ハリット - 化学者 - 日本語字幕
http://www.youtube.com/watch?v=ijDu6H2yEeg
Steven Jones - Japanese(日本語字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=1CxzI5p1FVY
※ AE911Truth.org からの日本語字幕ビデオは、今後も公開される予定ですので、公開され次第、追加していきます。
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2011年10月17日月曜日
「渡利の子どもたちを守れ!」の署名にご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
「渡利の子どもたちを守れ!」の署名にご協力をいただきまして、誠にありがと
うございました。たった1日半で、全世界から4,000以上の署名が集まり、10月8
日に現地対策本部および福島市に提出させていただきました。遅くなりましたが
ご報告いたします。
10月8日に開かれた福島市の渡利・小倉寺住民向けの説明会では、国側は同地区
の特定避難勧奨地点への指定を見送る方針を言い渡しました。住民側からは、批
判が続出しました。詳しくは、下記をご覧ください。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-a4b7.html
★明日の報道ステーションで報道されます。
昨日、今日と、撮影チームが渡利入りをし、古館一郎が、山内先生と住民のイン
タビューをしました。ぜひ、ご注目ください。
★10月28日に政府交渉
渡利の問題は、日本の避難政策の問題点が凝縮された形となっています。
責任を負うのは、やはり原子力災害対策本部です。
というわけで、下記のような政府交渉を予定しています。渡利の住民が直接、政
府とやりとりをする場としたいと考えています。東京近郊の方は、ぜひご参加し、
渡利のために声をあげてください。また、拡散にご協力ください。
======================================================
【10・28】政府交渉 渡利の子どもたちを放射能から守ろう!
http://goo.gl/vBWXI
------------------------------------------------------
◆日時:2011年10月28日(金)12:30~16:30(予定)
<以下予定>
12:30~13:30 事前集会(情報共有など)
13:30~15:30 政府交渉
※冒頭に署名の提出
15:30~16:30 事後集会(交渉の整理、参加者からのアピールなど)
◆会場:参議院議員会館講堂(東京都千代田区永田町1-7-1)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
◆内容:署名の提出、事前に提出した質問に基づき質疑および交渉
http://dl.dropbox.com/u/23151586/111014_Watari_questionnaire.pdf
◆資料代:500円、福島の方々の旅費をまかなうため、カンパ歓迎
◆申込み:申込みフォームよりお申込みください。
>https://pro.form-mailer.jp/fms/662fb05522873
◆主催:渡利の子どもたちを守る会(Save Watari Kids)、子どもたちを守る福
島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan
◆問合せ
福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 阪上 090-8116-7155
FoE Japan 満田(みつた) 090-6142-1807
-------------------------------------------------------------
【経緯】
10月8日、渡利・小倉寺地区で開催された説明会において、国・市は、両地区と
も「特定避難勧奨地点の指定を見送る」と説明しました。この説明会は、1,000
世帯余りにしか通知が言っておらず、説明会の開催方法についても、住民から不
満の声があがりました。
さらに、住民からは、下記のような要求がありました。
「詳細調査は、一部地域のみ。全世帯を調べてほしい」
「南相馬市などでは、毎時3.0マイクロシーベルト/時以下でも指定されてい
る。なぜ、福島市では指定しないのか?」
「南相馬市では、子どもや妊婦のいる世帯は、2.0マイクロシーベルト/時以
上であれば、特定避難勧奨地点に指定している。なぜ、福島市では指定をしない
のか?」
「10マイクロシーベルト以上で、線量計が振り切れる箇所があちこちにある」
「除染はいつになったらできるのか」
「除染が済むまでの間、子どもたちを一時的に避難させられないか」
「避難したい世帯は避難し、避難費用は賠償するべき。残る人は残る人で高い線
量にさらされることに対する補償をするといった措置をとってほしい」
「特定避難勧奨に関して、地区指定を行ってほしい」
「全世帯むけの説明会を、再度開催してほしい」
国・市は、このような切実な疑問に、きちんと回答しないまま、再度の説明会の
開催の要求すら無視されてしまいました。結局、夜半まで続いた説明会は時間切
れとなって終了となりました。
私たちは、あきらめることなく、住民からの声を、直接、東京の原子力災害対策
本部や経済産業省に届けていきたいと思います。10月28日に、東京の参議院議員
会館において、原子力災害対策本部と交渉を行うことを予定しています。また、
それに先立って、10月26日に渡利において市民集会を開催します(詳しくはお問
い合わせください)。
お誘いあわせの上、ぜひご参加いただければ幸いです。
※「渡利の子どもたちを守れ!」署名にご協力を
http://goo.gl/f1SKd
================================================================
※参考情報
>渡利地区・土壌汚染調査の結果、5箇所中、4箇所で、チェルノブイリの特別規制ゾーンレベルの汚染
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-2bc0.html
>避難区域外の「福島」で今生じていること ~大波・渡利・小倉寺における情勢~
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/111012_s3.pdf
================================================================
--------------------------------------------------------
★FoE Japan原発チームの被ばく最小化に向けた活動にご支援を!
http://www.canpan.biz/products/detail.php?product_id=400
--------------------------------------------------------
--
国際環境NGO FoE Japan
〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-8-1F
Tel: 03-6907-7217 Fax: 03-6907-7219
Web:http://www.foejapan.org/
うございました。たった1日半で、全世界から4,000以上の署名が集まり、10月8
日に現地対策本部および福島市に提出させていただきました。遅くなりましたが
ご報告いたします。
10月8日に開かれた福島市の渡利・小倉寺住民向けの説明会では、国側は同地区
の特定避難勧奨地点への指定を見送る方針を言い渡しました。住民側からは、批
判が続出しました。詳しくは、下記をご覧ください。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-a4b7.html
★明日の報道ステーションで報道されます。
昨日、今日と、撮影チームが渡利入りをし、古館一郎が、山内先生と住民のイン
タビューをしました。ぜひ、ご注目ください。
★10月28日に政府交渉
渡利の問題は、日本の避難政策の問題点が凝縮された形となっています。
責任を負うのは、やはり原子力災害対策本部です。
というわけで、下記のような政府交渉を予定しています。渡利の住民が直接、政
府とやりとりをする場としたいと考えています。東京近郊の方は、ぜひご参加し、
渡利のために声をあげてください。また、拡散にご協力ください。
======================================================
【10・28】政府交渉 渡利の子どもたちを放射能から守ろう!
http://goo.gl/vBWXI
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◆日時:2011年10月28日(金)12:30~16:30(予定)
<以下予定>
12:30~13:30 事前集会(情報共有など)
13:30~15:30 政府交渉
※冒頭に署名の提出
15:30~16:30 事後集会(交渉の整理、参加者からのアピールなど)
◆会場:参議院議員会館講堂(東京都千代田区永田町1-7-1)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
◆内容:署名の提出、事前に提出した質問に基づき質疑および交渉
http://dl.dropbox.com/u/23151586/111014_Watari_questionnaire.pdf
◆資料代:500円、福島の方々の旅費をまかなうため、カンパ歓迎
◆申込み:申込みフォームよりお申込みください。
>https://pro.form-mailer.jp/fms/662fb05522873
◆主催:渡利の子どもたちを守る会(Save Watari Kids)、子どもたちを守る福
島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan
◆問合せ
福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 阪上 090-8116-7155
FoE Japan 満田(みつた) 090-6142-1807
-------------------------------------------------------------
【経緯】
10月8日、渡利・小倉寺地区で開催された説明会において、国・市は、両地区と
も「特定避難勧奨地点の指定を見送る」と説明しました。この説明会は、1,000
世帯余りにしか通知が言っておらず、説明会の開催方法についても、住民から不
満の声があがりました。
さらに、住民からは、下記のような要求がありました。
「詳細調査は、一部地域のみ。全世帯を調べてほしい」
「南相馬市などでは、毎時3.0マイクロシーベルト/時以下でも指定されてい
る。なぜ、福島市では指定しないのか?」
「南相馬市では、子どもや妊婦のいる世帯は、2.0マイクロシーベルト/時以
上であれば、特定避難勧奨地点に指定している。なぜ、福島市では指定をしない
のか?」
「10マイクロシーベルト以上で、線量計が振り切れる箇所があちこちにある」
「除染はいつになったらできるのか」
「除染が済むまでの間、子どもたちを一時的に避難させられないか」
「避難したい世帯は避難し、避難費用は賠償するべき。残る人は残る人で高い線
量にさらされることに対する補償をするといった措置をとってほしい」
「特定避難勧奨に関して、地区指定を行ってほしい」
「全世帯むけの説明会を、再度開催してほしい」
国・市は、このような切実な疑問に、きちんと回答しないまま、再度の説明会の
開催の要求すら無視されてしまいました。結局、夜半まで続いた説明会は時間切
れとなって終了となりました。
私たちは、あきらめることなく、住民からの声を、直接、東京の原子力災害対策
本部や経済産業省に届けていきたいと思います。10月28日に、東京の参議院議員
会館において、原子力災害対策本部と交渉を行うことを予定しています。また、
それに先立って、10月26日に渡利において市民集会を開催します(詳しくはお問
い合わせください)。
お誘いあわせの上、ぜひご参加いただければ幸いです。
※「渡利の子どもたちを守れ!」署名にご協力を
http://goo.gl/f1SKd
================================================================
※参考情報
>渡利地区・土壌汚染調査の結果、5箇所中、4箇所で、チェルノブイリの特別規制ゾーンレベルの汚染
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-2bc0.html
>避難区域外の「福島」で今生じていること ~大波・渡利・小倉寺における情勢~
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/111012_s3.pdf
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2011年10月5日水曜日
フクシマ、真実を目指す戦い
フクシマ、真実を目指す戦い
日本人口の大きな部分が著しいレベルの汚染を体内に蓄積しつつある
ポール・ジンマーマン著
Global Research, September 27, 2011
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&
フクシマの核事故は悪夢である。漏れ出た放射能は亡霊のように日本国中をさまよっている。かつては安全だった生活が、いまや悪性の病気と死をもたらす忌むべき災厄に付きまとわれているのだ。
人口の大きな部分が著しいレベルの汚染を体内に蓄積しつつあり、それは人々の健康に対する悲劇を準備している。
流産と胎児死亡数の急激な増加が不都合な何かが起こっていることを最初に告げるだろう。生まれ持った機能不全の数の上昇が暗転の開始でありそれが未来永劫続くことになる。甲状腺障害と心臓病と幼児や児童の白血病罹患率の上昇がその後に続くだろう。最初の10年間とその後に癌の罹患率も急増するだろう。
チェルノブイリはこの胸が張り裂けるようなシナリオのさきがけだった。それは、高濃度の核分裂生成物によって内部から汚染された人々の間に起こる逃れえない生物学的な真実を人類に教えた。それにもかかわらず政府と産業を動かす者たちは、これらの事実をありもしない人騒がせなデマだとして攻撃する。彼らはチェルノブイリが膨大な数の死者を出した事件であったことを冷ややかな無関心さで否定する。彼らは盲目のまなこを巨大な量の調査結果に向けて、このウクライナの惨劇による被害者がわずかでありそれより多いという証拠は無いなどと、ずうずうしく主張するのだ。彼らは科学的なうわべだけで飾ったプロパガンダを発表するのだが、それは低レベル内部被ばくの障害を無視するものである。その逃げ口上がうまくいったと信じ傲慢な横暴さに有頂天になって、彼らはすでに福島の人々の知識や見解を操る立場に身を置きつつあるのだ。
日本政府、原子力安全委員会そして東京電力はすでに、人々がいま起きていることを見ないようにさせ続けるために、その権力が及ぶあらゆることをするだろうと表明している。表面化しつつある健康への危機は消去されるように予定されている。過去に世界中に撒き散らされた放射能を元に作られ時間をかけて確かめられた被害予測はもとより、フクシマ事故の医学的な衝撃の評価に関連するデータは決して集められないだろう。人々に対する放射能の量は恐ろしいほどに過小評価されるだろう。低レベルの内部被ばくにともなう障害はリスクについてのありとあらゆる議論から抹消されるだろう。
核開発のアジェンダを支える学術雑誌は、人々が苦しむ健康上の傷害は無かったと明示するいんちきな研究であふれるだろう。小児白血病件数の増加は、津波被害による混雑した避難生活で広められた未知のウイルスか何かのせいである、などとされることだろう。(この理屈はいま、原子炉近くに住む5歳未満の子供の白血病の増加が放射能によって起こされたことを否定するために流行している。)生まれつきの障害は、国際放射線防護委員会(ICRP)によって取り上げられたリスクモデルが予測していないので可能性が無いとして、ひとまとめに否定されるだろう。そのモデルが詐欺的な手段で作られているという可能性は考慮に入れられない。(『放射線防御機関による人類への裏切り』http://www.du-deceptions.com/excerpts.htmlを見よ。)
この制度化された欺瞞の構造の中で妨害されるときに、どのようにすれば真実が優越性を手に入れるのだろうか。どんな機関が率先して、十分な範囲の疾病を正確に記録し、犠牲者を突き止め、そして公衆の健康についての信頼に足る情報を公表するようなことができるだろうか。誰が子どもたちを守るという責任を取ろうというのだろうか。政府の助けを待つのはナイーブである。放射線事故の歴史を見れば、政府が核兵器開発計画や核(原子力)産業の方を向いており、常に国民を裏切るということが明らかになる。政府に頼むことではなく、たった一つの他の手段が日本人に開かれているのだ。彼らは先手を打って学ぶようにしなければいけない。先回りをして、事故の「知識や見解」のコントロールを、政府や企業からもぎ取らねばならないのだ。
フクシマの事故について、現状に対する正直な評価を作り、医学的な結果が現れるごとにそれらを列挙し、どのようにして国民が自らを守ることができるのかという正確なアドバイスを提供することで、人々の戦いを開始する必要がある。インターネットを基本的な環境として使いながら、関連したあらゆる学問領域の科学者たちが、情報源の調査研究企画の幅広い配信を確立するのに役立つ価値あるものを、関心を持つ非専門の人々と結び付けなければならない。発達しつつあるオンラインの知識庫は、関連あるデータを記録し、将来起こるであろう不当な干渉からそれを守ることだろう。
事故はその発端から記録されなければならない。しばしばお互いに矛盾しあう公開された報告書といっしょに、政府資料からのものだろうが一般の研究者や目撃者からのものだろうが、ありとあらゆる入手可能な情報が、将来の評価のために集められなければならない。3月11日以来の世界規模での気象データが集約されなければならない。日本と世界の両方で、あらゆる公式と非公式の環境放射線量の測定結果が集められ照合されなければならない。これは将来の疫学的な研究に要求される根本的な情報である。
汚染された農地は突き止められなければならない。人間や動物が食用として消費する全てのもののサンプルが安全性を評価されなければならない。人々の中に放射能起源を疑われる病気が現れ始めると、健康管理を行う者と患者はその経験を公開しなければならない。最初のうちはその情報は話の種程度だろうが決して無価値なものではない。それが沸き起こる病気と死の傾向を突きとめ、もっと組織的な科学的調査を必要とする小数グループの人々をはっきりさせるだろう。単独であるいは少人数で作業する研究者たちは、その専門的知見と関心を持つ分野で、先手を打って研究を続けなければならない。(the Canadian Coalition for
Nuclear Responsibilityのゴードン・エドワーズによる、ストロンチウム90の地理的分布と摂取の客観的なデータを提供する乳幼児の歯の幅広い収集が、一つの卓越した例として示唆を与えるものである。[1])
方法論とデータと結果が入手可能な形でインターネットサイトに書き込まれる必要がある。世界中の人々によって厳密に吟味されるように、その作業のすべての自由なアクセスが保証されなければならない。透明性が最重要なものである。開かれた対話によって様々な視点が公平に述べられるだろう。調査の基本方針や結果の解釈に対して賛同を得なくても、それによって新たな調査の道筋が指し示され、明示性と合意が実現できるかもしれない。科学的な方法による客観的な調査が真実への最終的な審判なのだ。この努力の究極的なゴールは、環境中に放出された放射能が人々の健康に与える結果の偏りの無い定義を作り、現行の放射能安全基準の正確さを判定し、人類共通の価値のためにいかなる改良を施すことができるのかを明らかにすることである。
今すぐこの先手を打った研究を開始することが緊急の課題である。データは汚されないうちに手に入れなければならない。特に大切なことは、事故以前の日本人の健康に関する統計を保護することである。様々な妊娠の結果の割合、生まれつきの障害の頻度、甲状腺障害や心臓障害や癌などの件数といったすべてが整理されなければならない。この基盤となるデータが保存されなければならないという十分な理由がある。放射線事故の歴史はデータ捏造のあからさまな実例でゴミ箱のようにされており、それが低レベル内部被ばくの人間の健康に与える影響の正直な評価を妨げているのだ。
たとえば、米国公衆衛生局によって公表された病気と死亡のデータは、核兵器製造施設と商業用の原子力発電所から放射能が放出されるにしたがって、人口中の癌死亡を覆い隠すために書き換えられたのだ[2]。スリーマイル島での事故はいつでも、政府と業界の広報担当者によって穏やかな出来事であるかのように描かれたのだが、実際にはその風下での人間と家畜の病気と死の原因となった[3, 4]。
チェルノブイリ事故の後、何十万人ものいわゆる「清掃人」たちが破壊した原子炉のすぐ近くで撤去作業に従事し、また放射能を閉じ込めるために原子炉の周りにコンクリートの石棺を建設した。欧州放射線リスク委員会(ECRR)によれば、その後に続く何年間かでこれらの人々では一般の人々よりも白血病の発病率が低かったのである。しかし後になって、ソビエト連邦の医者たちが診察で白血病を記録することを禁止されていたのだということが明らかになった[5]。
ECRRが引用したウェールズ癌登録では、英国にあるセラフィールドの核燃料再処理工場が人々に病気をもたらしたと非難されないようにするために、データベースから癌の件数を抹消した。さらにECRRによれば、チェルノブイリ後にドイツで、人々の健康に対するこの事故の衝撃を隠すために、幼児死亡数が書き換えられた[5]。
害毒は健康記録の偽造に限ったことではない。1957年に英国のウインズスケイルの黒鉛型原子炉、いまはセラフィールド再処理工場となっている場所で、火災が発生した。大量の放射能が放出されアイルランド人の間で起きた癌の発病は、現在まで激しく引き続いているのだ。ECRRによれば、火災後のある時点で気象の記録が「影響が及ぶと思われる場所を隠そうとする明らかな動機で」書き換えられた[5]。同様に、日本の敦賀で高速増殖炉の原型である文殊が1995年に破滅的な火災に遭った。県と市の役人たちは、この災害の規模を隠すために火災のビデオ映像に手を加えた[6]。
もしフクシマの健康被害の結果を正確に記録する作業がうまくいけば、最も重要になるのは、その作業が、現在放射線の影響に関する議論を支配する国際的機関からの独立性を、必ず維持できるという状況である。それらの機関による無言の支配は、核兵器開発計画と核(原子力)産業を支えるべきものである。そしてそれらは、環境中に放出された放射性物質による健康被害を軽度に見積もる欺瞞に満ちた科学研究を公表する。たとえば世界保健機関(WHO)、国際原子力機関(IAEA)、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)、そしてChernobyl’s Legacy: Health, Environmental and
Socio-economic Impacts[7]を合同で作成したその他の国連機関である。
この研究は、チェルノブイリが人々の健康にわずかの影響しか与えなかったことの証明として恒常的に引用される。それは次のように結論付ける。事故当初に作業にあたった28名のみが激しい放射線障害によって死亡、4千人の子どもが甲状腺ガンに罹り、2002年までに死亡したのはそのうち15人である、と。加えてその報告書は、全人口の中でそれ以外の4千人が致死的な癌を患ったかもしれないと推定した。
このチェルノブイリ災害の矮小バージョンは、わずか350の、それもほとんどが英語で発表された情報源を参照するという、ずるがしこいやり方で作られたものだが、その一方で英語以外の言語で書かれた3万の出版物と17万の情報源は無視されたのである[8]。これらの大量の文献の要約はChernobyl:
Consequences of the Catastrophe for People and Natureとして出版されたが、それは放射線がもたらした死は98万人に達すると結論付けた[9]。
第二の例を挙げると、劣化ウランを用いた兵器がもたらす健康被害について、数多くの権威ある機関が誤った情報を流し続けている。それにはWHO、IAEA、欧州委員会、英国のthe Royal Society、米国のthe Agency for Toxic
Substances and Disease Registry、the Rand Corporation、そしてthe Health Physics Societyが含まれる[10, 11, 12, 13,
14, 15, 16]。
そのすべてが、兵器にされたウラニウムは、戦場の兵士と風下の住民の体内に取り込まれた際にも、なんらの健康に対する悪影響を及ぼさないと結論付けた。この結論は、ウラニウム産業と核産業の労働者たちへの汚染と、飲料水中のウラニウム・レベルの上昇にさらされた住民たちについての、科学的な文献の調査によって正当化されたものだった。歴史的に言えば、それらの人々に対する健康への悪影響はわずかに2種類だけが記録されていたのだが、それはウラニウムの化学的な毒性による腎臓機能への悪影響、そして放射能によって起こる癌である。しかし湾岸戦争症候群に苦しむ退役兵への研究は腎臓障害の証拠が全く無いことを明らかにする。そして国際放射線防護委員会(ICRP)が公表したモデルによると、戦場のウラニウムの放射線量は非常に低いため癌をひき起こさない。結論は?結局こうだ! 劣化ウランは退役兵の激しい苦しみやファルージャとイラクの他の場所で起こっている癌と先天性異常の要因ではありえない、と。
これらの研究のロジックが説得力を持とうとしても、それらがことごとく致命的な欠陥を抱えていることは明らかである。それらはすべて、燃焼がひき起こしたマイクロそしてナノ・サイズのウラニウムの粒子が取り込まれた際に、それが生物体内で、過去に現れたウラニウム被ばくのタイプとは比較できない特有の動きをするという点を認識できないのだ。そしてそれらの研究はウラニウム汚染の最新の研究を考慮に入れるのをずるがしこく避けている。第1次湾岸戦争から導入された新しい研究は、ウラニウムが遺伝毒性的(DNAを傷つけうる)、細胞毒性的(細胞に対する毒性を持つ)、催奇形性的(mutagenic:奇形をひき起こしうる)、催奇作用的(teratogenic:正常な胚の発達を妨害しうる)そして神経毒性的な(神経組織を害しうる)ものであることを明らかに示している。
この研究はさらに、ウラニウムが腎臓障害と癌の原因となりうるだけだという古臭い呪文を追い払わねばならないものである。(劣化ウランによる障害を軽視するために用いられる詐欺的科学の完全な暴露、およびウラニウムの毒物学的な最近の研究のまとめについては、この著者による「A
Primer in the Art of Deception」の中の「The
Harlot of Babylon Unmasked: Fraudulent Science and the
Cover-Up of the Health Effects of Depleted Uranium」を見よ。こちらで求めることができるhttp://www.du-deceptions.com/[17]。
放射線防御の機関もまた害毒に冒されている。広島にある放射線影響研究所は、第2次世界大戦終了時に原子爆弾で被ばくした生存者の健康に関する医学的な調査を続けている。その寿命調査(LSS)は、世界的な放射線安全確保のガイドラインを決めるためにICRPによって使われる唯一の最重要な証拠である。被ばくのあらゆるタイプと放射線障害のあらゆるあり方に対する放射線安全確保がこの研究にあまりにも頼りきっているのは、信じがたいほどに不安をかきたてる。その寿命調査が深く繕うことの出来ないほど欠陥に満ちたものだからである。
それは原爆投下の5年後、すでに何万もの人々がもうレベルを知ることの出来ない放射線によって倒れた後に開始されたのだが、その結果は、実際よりもずっと少ない放射線障害を発見するのに都合の良い、絶望的なほどに捻じ曲げられたものだ。さらに、その研究は胎内で被ばくした胎児の出産の結果について何一つ意味のある情報をもたらすことが出来ない。もっと大きな問題は、その研究の対象となる群と比較対照のための群が、ともに原爆投下後に破壊された市街地に降った黒い雨によって内部被ばくをしていた点である。
この比較対照のための群が当時まだ知られていなかった汚染を受けていたことは、研究の対象となる群における放射線障害の割合について意味のある結論が出ることを、絶望的に妨げている。この寿命調査は他にも、どうしてこれが放射線防御の基準の中心になるのかという深刻な疑問をひき起こす数多くの欠陥に毒されている。(この件についての更なる情報はこちらからダウンロードできるhttp://www.du-deceptions.com/downloads/Betrayal_Chap6.pdf前記にあるExhibit Cを見よ。)
日本人は地球上の他のどの国民よりも多く核の脅威の犠牲にされている。いまや彼らは、知覚できない悲劇の中に放り込まれている。それは何百万人に、ゆっくりとしかし避けがたく、疾患と胸のつぶれる出来事をもたらすだろう。この犯罪への返答の中に、一つの貴重なそして勇気の要るチャンスがある。自分たちを覆い尽くすそうとする災厄を正直に記録する国民的なキャンペーンを実行することによって、日本人は全人類の先頭に立って、核兵器と原子炉の全盛を許してきた詐欺と誤魔化しの泥沼を突き破ることができる。真実は最終的に虚構に打ち勝つ機会を手にしている。ある小さな、しかし明らかな方法で、これがヒロシマ、ナガサキそしてフクシマの悪逆非道への報復に値するのかもしれない。
ポール・ジンマーマンは『A Primer in the Art of
Deception: The Cult of Nuclearists, Uranium Weapons
and Fraudulent Science』の著者である。その本の中に、現在の放射線防御基準が持つ欺瞞に満ちた性格と劣化ウラン兵器の影響の隠蔽についてのより技術的で十分に詳しい紹介がある。その抜粋は次からフリー・ダウンロードできる。http://www.du-deceptions.com/
【翻訳、引用ここまで】
***********************************
●訳者からの若干の説明
ひょっとすると、この文章作者による日本人への呼びかけをお読みになって、「何という冷たい厳しい見方だ」とお思いの方がおられるかもしれません。「こうはなってほしくない」「避けなければならない」と思うようなことがらを「必ずこうなる」と断言し、「助かりたい」と思う災厄からは「逃げられない」と言い、できたら目を背けたい現実を「正直に記録する」ように勧め、「誰かにすがりたい」ようなことに「日本人が全人類の先頭に立て」と語るのです。しかしこれは、作者のジンマーマンに言われるまでもなく日本人自らが自覚しなければならない自分たちの現実ではないかと思います。
前回の私の文章「銃剣なき全体主義 太初(はじめ)に結論ありき」の最後に、私は次のように書きました。
「この門をくぐる者は一切の希望を棄てよ」(ダンテ、神曲『地獄編』より)
2011年に生きる日本人は、すでにその門をくぐってしまっているのです。そうと覚悟してください。ダンテの言葉のように、一切の希望を棄ててください。
一切の希望を棄てたうえで、一つ一つの事実を拾い集め、一つ一つを自らの目で確かめて、自ら分かっていき、一つ一つの現実を自ら噛み締めていくことによってしか、我々はもはや一歩も歩くことができないのでしょう。人間らしく生きるためには、そうしよう!と決意するしかないように思います。希望があろうが無かろうが、我々は最後まで人間らしく生きるしかないのではないでしょうか。
「希望を棄てよ」というのは決して「あきらめて何もするな」ということではありません。逃れられない現実に対して覚悟を決めて冷静に事実と直面しようということです。それがどれほどにむごい事実でも、正面から向き合う以外に、人間として生きる術は無いように思います。
拙訳文から引用しますが、作者のジンマーマンは「フクシマの事故について、現状に対する正直な評価を作り、医学的な結果が現れるごとにそれらを列挙し、どのようにして国民が自らを守ることができるのかという正確なアドバイスを提供することで、人々の戦いを開始する必要がある」、「今すぐこの先手を打った研究を開始することが緊急の課題である。データは汚されないうちに手に入れなければならない」、そして「自分たちを覆い尽くすそうとする災厄を正直に記録する国民的なキャンペーンを実行する」と語ります。これは、国家の機構を使って利権のために国と人間を滅ぼすような者たちと、それに抵抗し打ち勝って生き延びようとする者たちとの、いわゆる「情報戦争」です。
相手はすでに陣形を固めつつあります。文中にも「その逃げ口上がうまくいったと信じ傲慢な横暴さに有頂天になって、彼らはすでに福島の人々の知識や見解を操る立場に身を置きつつあるのだ」とありますが、この点は、47プロジェクト代表の岩田渉さんによる次のご報告をお読みいただければ十分に確認できると思います。
はじめに結論ありきの「福島国際専門家シンポジウム」
http://chikyuza.net/n/archives/14386
市民・科学者国際会議:放射線による健康リスク~福島「国際専門家会議」を検証する~
http://chikyuza.net/n/archives/14886
3月11日以来、そしてあの山下長崎大教授が唐突に福島県に派遣されて以来、日本人と全人類に対する核攻撃を推し進めようとする者たちは、着々とこの情報戦の陣を固めてきました。電力会社が中心となり政府機関と官僚たちが主力部隊、そしてその最前線で使われる主武器がマスコミ(記者クラブ)報道である、などということはもはや誰の目にも明白でしょう。一方で、自然発生的に、岩上安身さんなどのフリー・ジャーナリストたちと小出裕章さんなどの学者・専門家たちが中心になってそれに立ち向かってきました。その最前線はインターネット・メディアによってつながった無数の人々です。しかし、特に今後の戦いの中で何よりも先に為されるべきことは、文中でジンマーマンが語るように、「先手を打った事実の把握と情報の収集とその効果的な整理」です。
日本人を更なる核の犠牲にしようとする者たちは、「騙し、隠し、やらせ」を主武器とし、大嘘を真実と言い換えて日本と世界を破滅に誘うでしょう。何よりも怖いことはこの情報戦に負けて大嘘の勝利を許し人間が魂の内から破壊されていくことです。
今後、出産異常がどのような頻度でどのように起こるのか、先天性の障害の数はどうか、心臓や甲状腺やその他の器官に異常を持つ人々(特に子ども)の数はどうか、免疫や神経の作用の異常はどうか、人々の鼻血や下痢などの身体の異常がどのように出ているのか等々のデータを、どれほど早く正確に集めることが出来るのかで、最初に勝負が決まるでしょう。次には、それらのデータと、放射性物質の分布に関するデータとの関連性を見つける作業が続くでしょう。
それがどれほどにつらい作業であっても、少しでも医学、衛生学、放射線学などの専門知識と技能のある人たちに、勇気を持って実行してもらいたいことです。そしてそこから単純な誤報を取り除いたうえで情報を整理・分類する作業が、その能力と手段を持つ人たちによって行われなければなりません。しかしきっともう、一部の自覚した人たちによって、各方面でこういった作業が開始されていると信じます。
【参照資料】
チェルノブイリ事故による放射性物質で汚染されたベラルーシの諸地域における非ガン性疾患 Y.バンダショフスキー教授
ベラルーシ・ゴメリでの、子どもの非がん性疾患の激増
チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
クリス・バズビー:原発事故が子どもたちの心臓に及ぼす深刻な影響
ECRRクリス・バズビー論文「福島の破局的事故の健康影響」日本語訳
福島原発事故における被ばく対策の問題-現況を憂う 西尾正道(国立病院機構北海道がんセンター院長)
”チェルノブイリ膀胱炎”-長期のセシウム低線量被曝の危険性 児玉龍彦教授
なお、著者のジンマーマンによるGlobal Research誌の記事にはこの他に下記があります。
Uranium Weapons, Low-Level Radiation and Deformed
Babies (2010-01-01)
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=16726
(2011年10月4日 バルセロナにて 童子丸開)
日本人口の大きな部分が著しいレベルの汚染を体内に蓄積しつつある
ポール・ジンマーマン著
Global Research, September 27, 2011
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&
フクシマの核事故は悪夢である。漏れ出た放射能は亡霊のように日本国中をさまよっている。かつては安全だった生活が、いまや悪性の病気と死をもたらす忌むべき災厄に付きまとわれているのだ。
人口の大きな部分が著しいレベルの汚染を体内に蓄積しつつあり、それは人々の健康に対する悲劇を準備している。
流産と胎児死亡数の急激な増加が不都合な何かが起こっていることを最初に告げるだろう。生まれ持った機能不全の数の上昇が暗転の開始でありそれが未来永劫続くことになる。甲状腺障害と心臓病と幼児や児童の白血病罹患率の上昇がその後に続くだろう。最初の10年間とその後に癌の罹患率も急増するだろう。
チェルノブイリはこの胸が張り裂けるようなシナリオのさきがけだった。それは、高濃度の核分裂生成物によって内部から汚染された人々の間に起こる逃れえない生物学的な真実を人類に教えた。それにもかかわらず政府と産業を動かす者たちは、これらの事実をありもしない人騒がせなデマだとして攻撃する。彼らはチェルノブイリが膨大な数の死者を出した事件であったことを冷ややかな無関心さで否定する。彼らは盲目のまなこを巨大な量の調査結果に向けて、このウクライナの惨劇による被害者がわずかでありそれより多いという証拠は無いなどと、ずうずうしく主張するのだ。彼らは科学的なうわべだけで飾ったプロパガンダを発表するのだが、それは低レベル内部被ばくの障害を無視するものである。その逃げ口上がうまくいったと信じ傲慢な横暴さに有頂天になって、彼らはすでに福島の人々の知識や見解を操る立場に身を置きつつあるのだ。
日本政府、原子力安全委員会そして東京電力はすでに、人々がいま起きていることを見ないようにさせ続けるために、その権力が及ぶあらゆることをするだろうと表明している。表面化しつつある健康への危機は消去されるように予定されている。過去に世界中に撒き散らされた放射能を元に作られ時間をかけて確かめられた被害予測はもとより、フクシマ事故の医学的な衝撃の評価に関連するデータは決して集められないだろう。人々に対する放射能の量は恐ろしいほどに過小評価されるだろう。低レベルの内部被ばくにともなう障害はリスクについてのありとあらゆる議論から抹消されるだろう。
核開発のアジェンダを支える学術雑誌は、人々が苦しむ健康上の傷害は無かったと明示するいんちきな研究であふれるだろう。小児白血病件数の増加は、津波被害による混雑した避難生活で広められた未知のウイルスか何かのせいである、などとされることだろう。(この理屈はいま、原子炉近くに住む5歳未満の子供の白血病の増加が放射能によって起こされたことを否定するために流行している。)生まれつきの障害は、国際放射線防護委員会(ICRP)によって取り上げられたリスクモデルが予測していないので可能性が無いとして、ひとまとめに否定されるだろう。そのモデルが詐欺的な手段で作られているという可能性は考慮に入れられない。(『放射線防御機関による人類への裏切り』http://www.du-deceptions.com/excerpts.htmlを見よ。)
この制度化された欺瞞の構造の中で妨害されるときに、どのようにすれば真実が優越性を手に入れるのだろうか。どんな機関が率先して、十分な範囲の疾病を正確に記録し、犠牲者を突き止め、そして公衆の健康についての信頼に足る情報を公表するようなことができるだろうか。誰が子どもたちを守るという責任を取ろうというのだろうか。政府の助けを待つのはナイーブである。放射線事故の歴史を見れば、政府が核兵器開発計画や核(原子力)産業の方を向いており、常に国民を裏切るということが明らかになる。政府に頼むことではなく、たった一つの他の手段が日本人に開かれているのだ。彼らは先手を打って学ぶようにしなければいけない。先回りをして、事故の「知識や見解」のコントロールを、政府や企業からもぎ取らねばならないのだ。
フクシマの事故について、現状に対する正直な評価を作り、医学的な結果が現れるごとにそれらを列挙し、どのようにして国民が自らを守ることができるのかという正確なアドバイスを提供することで、人々の戦いを開始する必要がある。インターネットを基本的な環境として使いながら、関連したあらゆる学問領域の科学者たちが、情報源の調査研究企画の幅広い配信を確立するのに役立つ価値あるものを、関心を持つ非専門の人々と結び付けなければならない。発達しつつあるオンラインの知識庫は、関連あるデータを記録し、将来起こるであろう不当な干渉からそれを守ることだろう。
事故はその発端から記録されなければならない。しばしばお互いに矛盾しあう公開された報告書といっしょに、政府資料からのものだろうが一般の研究者や目撃者からのものだろうが、ありとあらゆる入手可能な情報が、将来の評価のために集められなければならない。3月11日以来の世界規模での気象データが集約されなければならない。日本と世界の両方で、あらゆる公式と非公式の環境放射線量の測定結果が集められ照合されなければならない。これは将来の疫学的な研究に要求される根本的な情報である。
汚染された農地は突き止められなければならない。人間や動物が食用として消費する全てのもののサンプルが安全性を評価されなければならない。人々の中に放射能起源を疑われる病気が現れ始めると、健康管理を行う者と患者はその経験を公開しなければならない。最初のうちはその情報は話の種程度だろうが決して無価値なものではない。それが沸き起こる病気と死の傾向を突きとめ、もっと組織的な科学的調査を必要とする小数グループの人々をはっきりさせるだろう。単独であるいは少人数で作業する研究者たちは、その専門的知見と関心を持つ分野で、先手を打って研究を続けなければならない。(the Canadian Coalition for
Nuclear Responsibilityのゴードン・エドワーズによる、ストロンチウム90の地理的分布と摂取の客観的なデータを提供する乳幼児の歯の幅広い収集が、一つの卓越した例として示唆を与えるものである。[1])
方法論とデータと結果が入手可能な形でインターネットサイトに書き込まれる必要がある。世界中の人々によって厳密に吟味されるように、その作業のすべての自由なアクセスが保証されなければならない。透明性が最重要なものである。開かれた対話によって様々な視点が公平に述べられるだろう。調査の基本方針や結果の解釈に対して賛同を得なくても、それによって新たな調査の道筋が指し示され、明示性と合意が実現できるかもしれない。科学的な方法による客観的な調査が真実への最終的な審判なのだ。この努力の究極的なゴールは、環境中に放出された放射能が人々の健康に与える結果の偏りの無い定義を作り、現行の放射能安全基準の正確さを判定し、人類共通の価値のためにいかなる改良を施すことができるのかを明らかにすることである。
今すぐこの先手を打った研究を開始することが緊急の課題である。データは汚されないうちに手に入れなければならない。特に大切なことは、事故以前の日本人の健康に関する統計を保護することである。様々な妊娠の結果の割合、生まれつきの障害の頻度、甲状腺障害や心臓障害や癌などの件数といったすべてが整理されなければならない。この基盤となるデータが保存されなければならないという十分な理由がある。放射線事故の歴史はデータ捏造のあからさまな実例でゴミ箱のようにされており、それが低レベル内部被ばくの人間の健康に与える影響の正直な評価を妨げているのだ。
たとえば、米国公衆衛生局によって公表された病気と死亡のデータは、核兵器製造施設と商業用の原子力発電所から放射能が放出されるにしたがって、人口中の癌死亡を覆い隠すために書き換えられたのだ[2]。スリーマイル島での事故はいつでも、政府と業界の広報担当者によって穏やかな出来事であるかのように描かれたのだが、実際にはその風下での人間と家畜の病気と死の原因となった[3, 4]。
チェルノブイリ事故の後、何十万人ものいわゆる「清掃人」たちが破壊した原子炉のすぐ近くで撤去作業に従事し、また放射能を閉じ込めるために原子炉の周りにコンクリートの石棺を建設した。欧州放射線リスク委員会(ECRR)によれば、その後に続く何年間かでこれらの人々では一般の人々よりも白血病の発病率が低かったのである。しかし後になって、ソビエト連邦の医者たちが診察で白血病を記録することを禁止されていたのだということが明らかになった[5]。
ECRRが引用したウェールズ癌登録では、英国にあるセラフィールドの核燃料再処理工場が人々に病気をもたらしたと非難されないようにするために、データベースから癌の件数を抹消した。さらにECRRによれば、チェルノブイリ後にドイツで、人々の健康に対するこの事故の衝撃を隠すために、幼児死亡数が書き換えられた[5]。
害毒は健康記録の偽造に限ったことではない。1957年に英国のウインズスケイルの黒鉛型原子炉、いまはセラフィールド再処理工場となっている場所で、火災が発生した。大量の放射能が放出されアイルランド人の間で起きた癌の発病は、現在まで激しく引き続いているのだ。ECRRによれば、火災後のある時点で気象の記録が「影響が及ぶと思われる場所を隠そうとする明らかな動機で」書き換えられた[5]。同様に、日本の敦賀で高速増殖炉の原型である文殊が1995年に破滅的な火災に遭った。県と市の役人たちは、この災害の規模を隠すために火災のビデオ映像に手を加えた[6]。
もしフクシマの健康被害の結果を正確に記録する作業がうまくいけば、最も重要になるのは、その作業が、現在放射線の影響に関する議論を支配する国際的機関からの独立性を、必ず維持できるという状況である。それらの機関による無言の支配は、核兵器開発計画と核(原子力)産業を支えるべきものである。そしてそれらは、環境中に放出された放射性物質による健康被害を軽度に見積もる欺瞞に満ちた科学研究を公表する。たとえば世界保健機関(WHO)、国際原子力機関(IAEA)、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)、そしてChernobyl’s Legacy: Health, Environmental and
Socio-economic Impacts[7]を合同で作成したその他の国連機関である。
この研究は、チェルノブイリが人々の健康にわずかの影響しか与えなかったことの証明として恒常的に引用される。それは次のように結論付ける。事故当初に作業にあたった28名のみが激しい放射線障害によって死亡、4千人の子どもが甲状腺ガンに罹り、2002年までに死亡したのはそのうち15人である、と。加えてその報告書は、全人口の中でそれ以外の4千人が致死的な癌を患ったかもしれないと推定した。
このチェルノブイリ災害の矮小バージョンは、わずか350の、それもほとんどが英語で発表された情報源を参照するという、ずるがしこいやり方で作られたものだが、その一方で英語以外の言語で書かれた3万の出版物と17万の情報源は無視されたのである[8]。これらの大量の文献の要約はChernobyl:
Consequences of the Catastrophe for People and Natureとして出版されたが、それは放射線がもたらした死は98万人に達すると結論付けた[9]。
第二の例を挙げると、劣化ウランを用いた兵器がもたらす健康被害について、数多くの権威ある機関が誤った情報を流し続けている。それにはWHO、IAEA、欧州委員会、英国のthe Royal Society、米国のthe Agency for Toxic
Substances and Disease Registry、the Rand Corporation、そしてthe Health Physics Societyが含まれる[10, 11, 12, 13,
14, 15, 16]。
そのすべてが、兵器にされたウラニウムは、戦場の兵士と風下の住民の体内に取り込まれた際にも、なんらの健康に対する悪影響を及ぼさないと結論付けた。この結論は、ウラニウム産業と核産業の労働者たちへの汚染と、飲料水中のウラニウム・レベルの上昇にさらされた住民たちについての、科学的な文献の調査によって正当化されたものだった。歴史的に言えば、それらの人々に対する健康への悪影響はわずかに2種類だけが記録されていたのだが、それはウラニウムの化学的な毒性による腎臓機能への悪影響、そして放射能によって起こる癌である。しかし湾岸戦争症候群に苦しむ退役兵への研究は腎臓障害の証拠が全く無いことを明らかにする。そして国際放射線防護委員会(ICRP)が公表したモデルによると、戦場のウラニウムの放射線量は非常に低いため癌をひき起こさない。結論は?結局こうだ! 劣化ウランは退役兵の激しい苦しみやファルージャとイラクの他の場所で起こっている癌と先天性異常の要因ではありえない、と。
これらの研究のロジックが説得力を持とうとしても、それらがことごとく致命的な欠陥を抱えていることは明らかである。それらはすべて、燃焼がひき起こしたマイクロそしてナノ・サイズのウラニウムの粒子が取り込まれた際に、それが生物体内で、過去に現れたウラニウム被ばくのタイプとは比較できない特有の動きをするという点を認識できないのだ。そしてそれらの研究はウラニウム汚染の最新の研究を考慮に入れるのをずるがしこく避けている。第1次湾岸戦争から導入された新しい研究は、ウラニウムが遺伝毒性的(DNAを傷つけうる)、細胞毒性的(細胞に対する毒性を持つ)、催奇形性的(mutagenic:奇形をひき起こしうる)、催奇作用的(teratogenic:正常な胚の発達を妨害しうる)そして神経毒性的な(神経組織を害しうる)ものであることを明らかに示している。
この研究はさらに、ウラニウムが腎臓障害と癌の原因となりうるだけだという古臭い呪文を追い払わねばならないものである。(劣化ウランによる障害を軽視するために用いられる詐欺的科学の完全な暴露、およびウラニウムの毒物学的な最近の研究のまとめについては、この著者による「A
Primer in the Art of Deception」の中の「The
Harlot of Babylon Unmasked: Fraudulent Science and the
Cover-Up of the Health Effects of Depleted Uranium」を見よ。こちらで求めることができるhttp://www.du-deceptions.com/[17]。
放射線防御の機関もまた害毒に冒されている。広島にある放射線影響研究所は、第2次世界大戦終了時に原子爆弾で被ばくした生存者の健康に関する医学的な調査を続けている。その寿命調査(LSS)は、世界的な放射線安全確保のガイドラインを決めるためにICRPによって使われる唯一の最重要な証拠である。被ばくのあらゆるタイプと放射線障害のあらゆるあり方に対する放射線安全確保がこの研究にあまりにも頼りきっているのは、信じがたいほどに不安をかきたてる。その寿命調査が深く繕うことの出来ないほど欠陥に満ちたものだからである。
それは原爆投下の5年後、すでに何万もの人々がもうレベルを知ることの出来ない放射線によって倒れた後に開始されたのだが、その結果は、実際よりもずっと少ない放射線障害を発見するのに都合の良い、絶望的なほどに捻じ曲げられたものだ。さらに、その研究は胎内で被ばくした胎児の出産の結果について何一つ意味のある情報をもたらすことが出来ない。もっと大きな問題は、その研究の対象となる群と比較対照のための群が、ともに原爆投下後に破壊された市街地に降った黒い雨によって内部被ばくをしていた点である。
この比較対照のための群が当時まだ知られていなかった汚染を受けていたことは、研究の対象となる群における放射線障害の割合について意味のある結論が出ることを、絶望的に妨げている。この寿命調査は他にも、どうしてこれが放射線防御の基準の中心になるのかという深刻な疑問をひき起こす数多くの欠陥に毒されている。(この件についての更なる情報はこちらからダウンロードできるhttp://www.du-deceptions.com/downloads/Betrayal_Chap6.pdf前記にあるExhibit Cを見よ。)
日本人は地球上の他のどの国民よりも多く核の脅威の犠牲にされている。いまや彼らは、知覚できない悲劇の中に放り込まれている。それは何百万人に、ゆっくりとしかし避けがたく、疾患と胸のつぶれる出来事をもたらすだろう。この犯罪への返答の中に、一つの貴重なそして勇気の要るチャンスがある。自分たちを覆い尽くすそうとする災厄を正直に記録する国民的なキャンペーンを実行することによって、日本人は全人類の先頭に立って、核兵器と原子炉の全盛を許してきた詐欺と誤魔化しの泥沼を突き破ることができる。真実は最終的に虚構に打ち勝つ機会を手にしている。ある小さな、しかし明らかな方法で、これがヒロシマ、ナガサキそしてフクシマの悪逆非道への報復に値するのかもしれない。
ポール・ジンマーマンは『A Primer in the Art of
Deception: The Cult of Nuclearists, Uranium Weapons
and Fraudulent Science』の著者である。その本の中に、現在の放射線防御基準が持つ欺瞞に満ちた性格と劣化ウラン兵器の影響の隠蔽についてのより技術的で十分に詳しい紹介がある。その抜粋は次からフリー・ダウンロードできる。http://www.du-deceptions.com/
【翻訳、引用ここまで】
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●訳者からの若干の説明
ひょっとすると、この文章作者による日本人への呼びかけをお読みになって、「何という冷たい厳しい見方だ」とお思いの方がおられるかもしれません。「こうはなってほしくない」「避けなければならない」と思うようなことがらを「必ずこうなる」と断言し、「助かりたい」と思う災厄からは「逃げられない」と言い、できたら目を背けたい現実を「正直に記録する」ように勧め、「誰かにすがりたい」ようなことに「日本人が全人類の先頭に立て」と語るのです。しかしこれは、作者のジンマーマンに言われるまでもなく日本人自らが自覚しなければならない自分たちの現実ではないかと思います。
前回の私の文章「銃剣なき全体主義 太初(はじめ)に結論ありき」の最後に、私は次のように書きました。
「この門をくぐる者は一切の希望を棄てよ」(ダンテ、神曲『地獄編』より)
2011年に生きる日本人は、すでにその門をくぐってしまっているのです。そうと覚悟してください。ダンテの言葉のように、一切の希望を棄ててください。
一切の希望を棄てたうえで、一つ一つの事実を拾い集め、一つ一つを自らの目で確かめて、自ら分かっていき、一つ一つの現実を自ら噛み締めていくことによってしか、我々はもはや一歩も歩くことができないのでしょう。人間らしく生きるためには、そうしよう!と決意するしかないように思います。希望があろうが無かろうが、我々は最後まで人間らしく生きるしかないのではないでしょうか。
「希望を棄てよ」というのは決して「あきらめて何もするな」ということではありません。逃れられない現実に対して覚悟を決めて冷静に事実と直面しようということです。それがどれほどにむごい事実でも、正面から向き合う以外に、人間として生きる術は無いように思います。
拙訳文から引用しますが、作者のジンマーマンは「フクシマの事故について、現状に対する正直な評価を作り、医学的な結果が現れるごとにそれらを列挙し、どのようにして国民が自らを守ることができるのかという正確なアドバイスを提供することで、人々の戦いを開始する必要がある」、「今すぐこの先手を打った研究を開始することが緊急の課題である。データは汚されないうちに手に入れなければならない」、そして「自分たちを覆い尽くすそうとする災厄を正直に記録する国民的なキャンペーンを実行する」と語ります。これは、国家の機構を使って利権のために国と人間を滅ぼすような者たちと、それに抵抗し打ち勝って生き延びようとする者たちとの、いわゆる「情報戦争」です。
相手はすでに陣形を固めつつあります。文中にも「その逃げ口上がうまくいったと信じ傲慢な横暴さに有頂天になって、彼らはすでに福島の人々の知識や見解を操る立場に身を置きつつあるのだ」とありますが、この点は、47プロジェクト代表の岩田渉さんによる次のご報告をお読みいただければ十分に確認できると思います。
はじめに結論ありきの「福島国際専門家シンポジウム」
http://chikyuza.net/n/archives/14386
市民・科学者国際会議:放射線による健康リスク~福島「国際専門家会議」を検証する~
http://chikyuza.net/n/archives/14886
3月11日以来、そしてあの山下長崎大教授が唐突に福島県に派遣されて以来、日本人と全人類に対する核攻撃を推し進めようとする者たちは、着々とこの情報戦の陣を固めてきました。電力会社が中心となり政府機関と官僚たちが主力部隊、そしてその最前線で使われる主武器がマスコミ(記者クラブ)報道である、などということはもはや誰の目にも明白でしょう。一方で、自然発生的に、岩上安身さんなどのフリー・ジャーナリストたちと小出裕章さんなどの学者・専門家たちが中心になってそれに立ち向かってきました。その最前線はインターネット・メディアによってつながった無数の人々です。しかし、特に今後の戦いの中で何よりも先に為されるべきことは、文中でジンマーマンが語るように、「先手を打った事実の把握と情報の収集とその効果的な整理」です。
日本人を更なる核の犠牲にしようとする者たちは、「騙し、隠し、やらせ」を主武器とし、大嘘を真実と言い換えて日本と世界を破滅に誘うでしょう。何よりも怖いことはこの情報戦に負けて大嘘の勝利を許し人間が魂の内から破壊されていくことです。
今後、出産異常がどのような頻度でどのように起こるのか、先天性の障害の数はどうか、心臓や甲状腺やその他の器官に異常を持つ人々(特に子ども)の数はどうか、免疫や神経の作用の異常はどうか、人々の鼻血や下痢などの身体の異常がどのように出ているのか等々のデータを、どれほど早く正確に集めることが出来るのかで、最初に勝負が決まるでしょう。次には、それらのデータと、放射性物質の分布に関するデータとの関連性を見つける作業が続くでしょう。
それがどれほどにつらい作業であっても、少しでも医学、衛生学、放射線学などの専門知識と技能のある人たちに、勇気を持って実行してもらいたいことです。そしてそこから単純な誤報を取り除いたうえで情報を整理・分類する作業が、その能力と手段を持つ人たちによって行われなければなりません。しかしきっともう、一部の自覚した人たちによって、各方面でこういった作業が開始されていると信じます。
【参照資料】
チェルノブイリ事故による放射性物質で汚染されたベラルーシの諸地域における非ガン性疾患 Y.バンダショフスキー教授
ベラルーシ・ゴメリでの、子どもの非がん性疾患の激増
チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
クリス・バズビー:原発事故が子どもたちの心臓に及ぼす深刻な影響
ECRRクリス・バズビー論文「福島の破局的事故の健康影響」日本語訳
福島原発事故における被ばく対策の問題-現況を憂う 西尾正道(国立病院機構北海道がんセンター院長)
”チェルノブイリ膀胱炎”-長期のセシウム低線量被曝の危険性 児玉龍彦教授
なお、著者のジンマーマンによるGlobal Research誌の記事にはこの他に下記があります。
Uranium Weapons, Low-Level Radiation and Deformed
Babies (2010-01-01)
http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=16726
(2011年10月4日 バルセロナにて 童子丸開)
2011年10月2日日曜日
2011年10月1日土曜日
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